大阪文化賞

1970年度(昭和45年) 大阪文化賞受賞者

西脇りか(にしわき りか)
西脇りか
  • 分野
    教育
  • 受賞理由
    女子教育者の資質向上を目ざす常磐会(ときわかい)にあって、長年にわたり指導的役割を果し、教育界の向上発展に尽力されている。
    早くから幼児教育の重要性に着目し、昭和2年、女性の力を糾合して幼稚園の経営を始めたのを手がかりに、戦後は保育学院の創設、さらには教員養成機関である短期大学の設立など、社会的な実践活動を通じて人間愛に富んだ教育者像の創出に努め、多数のすぐれた幼児教育者を世に送り出していることは大阪における教育文化の進展にきわめて大きな貢献をなすものである。

1970年度(昭和45年) 大阪文化賞受賞者

山田スイミング・クラブ(やまだすいみんぐ・くらぶ)
山田スイミング・クラブ
  • 分野
    水泳
  • 受賞理由
    日本女子水泳界の強化を目標に山田輝郎氏がクラブを創設していらい、わずか5年あまりの間に、独自の科学的練習方法によっていわゆる十代選手の能力を最大限に引き出し、国内競技会での圧倒的な活躍はいうまでもなく、メキシコオリンピックをはじめ海外の大会でも予想以上のすぐれた成果をあげている。
    とくに最近は飛躍的に記録が更新され、競泳種目のいくつかは世界の最高水準に達して水泳界にかつてない刺戟を与え、その画期的な業績は、ひろくわが国のスポーツ振興に寄与するところが大きい。

1970年度(昭和45年) 大阪芸術賞受賞者

吉田栄三(よしだ えいざ)
吉田栄三
  • 本名:荻野光秋
  • 分野
    文楽
  • 受賞理由
    文楽人形遣いとして、栄三風といわれる渋い芸風を初代から継承し、これに独自の深さと優雅さを加味して、男役にも女役にもすぐれた技量を発揮している。
    なかでも戦後に復曲上演された近松の諸作品―曽根崎心中、鑓の権三重帷子、心中刃は氷の朔日などでは、いずれも重要な役を受けもって高度の演技を示し、役柄の研究や作品解釈にも行き届いた点を見せて世話物では第一級の声価を得ている。
    現在の人形陣にあっては立女方(たておやま)ともいうべき存在で、文楽の代表的芸統を伝える唯一の人として、この道の保存と進展に貢献するところが大きい。

1970年度(昭和45年) 大阪芸術賞受賞者

ミヤコ蝶々(みやこ ちょうちょう)
ミヤコ蝶々
  • 本名:日向鈴子
  • 分野
    喜劇
  • 受賞理由
    少女漫才時代から、いわば生粋の芸能人として喜劇の道一筋に歩み続け、庶民的な人情味と明るさ・濶達さが迎えられて、舞台・放送・映画に多彩な活躍をしている。
    漫才史上でも特筆に値いする仕事を残しているが、とくに宝塚新芸座に入って以後は、漫才とコメディの融合という新しい試みに取り組んで注目すべき成果をあげ、上方喜劇に新分野を開拓した功績は大きい。
    喜劇俳優として全くユニークな存在であり、今もなお健全な笑いを創造しようとする意欲と心意気には、なみなみならぬものがある。

※各ページに記載の写真及び記事の無断使用・無断転載を禁じます。


検索