大阪文化賞

1971年度(昭和46年) 大阪文化賞受賞者

早川徳次(はやかわ とくじ)
早川徳次
  • 分野
    特殊教育
  • 受賞理由
    経済人として活躍する一方、身体障害者の教育および自立更正について早くからその重要性を提唱し、自社企業への率先採用によって雇用促進に範を示し、また心身障害児のための特殊学級の増設にも力を尽した。
    氏の活動はさらに各種の社会事業となってあらわれ、理念と実践の両面にわたって教育文化の振興に寄与された功績は大きい。

1971年度(昭和46年) 大阪文化賞受賞者

大阪文学学校(おおさかぶんがくがっこう)
大阪文学学校
  • 分野
    郷土文化
  • 受賞理由
    文学創造の気運を掘りおこす目的で創立された大阪文学学校は、財政難や会場難などの隘路を克服して着実にその成果を上げつつある。
    関西一流文化人を集めた講師団による指導はきわめて特色あるところで、文学に親しもうとするあらゆる階層の人々に人間交流と創作活動の場を提供し高い声価を得ている。
    卒業生はのべ3,000名に達し、その多くは地域・職域・同人誌などで文学活動の輪をひろげ、一方では芥川賞受賞作家をはじめ有能な文学者を輩出して、大阪における文芸普及に画期的な業績を残している。

1971年度(昭和46年) 大阪芸術賞受賞者

竹本相生翁(たけもと あいおいおう)
竹本相生翁
  • 本名:三輪一郎
  • 分野
    文楽
  • 受賞理由
    明治大正期の名人三世越路大夫の芸統を伝える唯一の人で、師匠ゆずりの芸風に詩情豊かな語り言葉の妙味を加え独自の境地を開いた。
    重厚枯淡な語り口は時代物にも世話物にもよく、双蝶々の「引窓」・伊賀越の「沼津」・天網島の「河庄」・恋飛脚の「新口村」は翁の最高傑作といわれている。
    60年にわたって芸道一筋に精進し、引退後も後進の指導に生きようとされる翁の存在は、伝統芸能文楽の保存と進展に貢献するところきわめて大きい。

1971年度(昭和46年) 大阪芸術賞受賞者

富士正晴(ふじ まさはる)
富士正晴
  • 本名:富士正明
  • 分野
    小説
  • 受賞理由
    終戦直後関西の文芸復興をとなえ、同人誌「バイキング」をおこして大阪の文壇を全国的に認識させるとともに、関西文壇に新風を吹きこんだ。
    また多くの文芸志望者の指導にもあたり、その門下から故高橋和已をはじめ山田稔・北川荘平などの新進作家を輩出している。
    一方創作活動としては名著「桂春団治」など多くの著作があり、それらの作品や評論を通じて大阪の精神・風土を紹介した功績は大きい。

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