大阪文化賞

1972年度(昭和47年) 大阪文化賞受賞者

鷲谷樗風(わしたに ちょふう)
鷲谷樗風
  • 本名:鷲谷武
  • 分野
    郷土研究
  • 受賞理由
    大阪の歴史および伝統芸能、伝承文化に対する造詣が深く、地道に自らの足で集めた豊富な資料をもとに、著作評論を通じて広く郷土文化の振興に寄与している。
    なかでも大阪の伝統芸能である文楽に関しては、戦後いちはやく演出家あるいは脚本・脚色家として第一線で活躍、新作にすぐれた手腕を発揮すると同時に、近松作品の復活上演にも尽力して、人形浄瑠璃の保存と普及に貢献するところ大きいものがある。

1972年度(昭和47年) 大阪文化賞受賞者

財団法人大阪高等技術研修所(ざいだんほうじんおおさかこうとうぎじゅつけんしゅうじょ)
財団法人大阪高等技術研修所
  • 分野
    産業教育
  • 受賞理由
    技術革新の時代に対応できる技術者の養成、特に中小企業向けの人材の確保は、大阪の産業界において特に重要である。これにこたえるため、全国にさきがけて産学協同のもとに設立されたこの研修所は、充実した教育方針のもとで高度の技術教育を行い、すでに7,500名にのぼる修了生を企業の中堅幹部として大阪の産業界に送り出している。
    このユニークな研修所の存在は中小企業庁でも高く評価し、これをモデルに全国に120コースの研修事業を実施するようになった。このように、いちはやく時代に即応して大阪における産業教育に尽した功績は極めて大きいものがある。

1972年度(昭和47年) 大阪芸術賞受賞者

豊竹小仙(とよたけ こせん)
豊竹小仙
  • 本名:岩井あさの
  • 分野
    邦楽
  • 受賞理由
    若年にして女義太夫の常席に看板となるなど、豊かな天分と厳しい修練によって至芸をうたわれ、故山城少掾、故清元延寿太夫らにもその技芸を高く評価された。
    豊竹呂昇引退後は名実共に女義太夫界の第一人者となり、その芸風は肝が強く、間もよく、浄瑠璃には動きがある。
    また、三味線のすぐれた技芸にも定評がある。今日なお国立劇場などに出演するかたわら、後進の育成にもあたり、義太夫節浄瑠璃の伝承と進展に貢献するところきわめて大きい。

1972年度(昭和47年) 大阪芸術賞受賞者

二代目 中村鴈治郎(なかむら がんじろう)
二代目 中村鴈治郎
  • 分野
    歌舞伎
  • 受賞理由
    父先代の芸風を継承して上方風和事を得意としているが、新作物に対する意欲も大きく、映画やテレビにも出演して演技の巾をひろげた。
    舞台における新作のたくまざる写実と、上方歌舞伎の濃厚な味を兼ねそなえた円熟した演技は今日の歌舞伎にとって貴重なものであり、特に上方狂言の上演にはなくてはならぬ存在とされ、歌舞伎の保存と進展に貢献するところきわめて大きい。

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