大阪文化賞

1982年度(昭和57年) 大阪文化賞受賞者

小島吉雄(こじま よしお)
小島吉雄
  • 分野
    市民教養
  • 受賞理由
    「新古今和歌集の研究」をはじめ、中世歌論、連歌、俳諧、浄瑠璃に関する労作を積み、中世国文学の研究に大きな業績を残してきた。
    さらに、日本学術会議の会員として、学者、教育者等の地位、待遇の向上と研究施設の充実のために奮闘する一方、大阪国文談話会の代表幹事として、各種の古典講座を開催し、一般市民に古典文学への興味と理解を深めさせ、市民教養の向上と古典文学の普及に尽力してきた業績は顕著である。

1982年度(昭和57年) 大阪文化賞受賞者

竹原吉助(たけはら きちすけ)
竹原吉助
  • 分野
    文化振興
  • 受賞理由
    文化財建造物修理技術者の最長老で、明治40年以来今日に至るまで、一貫して日本建築の技術の修得と錬磨に精励し、国宝住吉大社をはじめ数多くの文化財建造物の修理に従事していたが、この間に体得した各時代の古式規矩術(きくじゅつ)に対する識見は高く評価されているところである。
    さらに、府下各自治体の文化財保護審議会委員として、その卓越した知識と技倆をもって、文化財の保護に尽力してきた業績は顕著である。

1982年度(昭和57年) 大阪芸術賞受賞者

菊棚月清(きくたな げっせい)
菊棚月清
  • 本名:大嶽清
  • 分野
    邦楽
  • 受賞理由
    上方で独自の発達をし、古い歴史をもつ地唄の継承、発展に尽力している。
    特に10有余年をかけた稀曲半太夫節曲の採譜を我が国で初めて完成し、また、地唄の味と埋もれた歴史について一人でも多くの人の理解を得るために演奏活動に励むなど、古典にかける情熱と努力は高く評価される。
    また、広い芸域と大阪らしい粘りのあるやわらかさに枯淡の味をくわえた演奏は、ひたすら研鑽を積んだ澄明な境地よりにじみでるものであり、三弦の構えにも古風をしのばせるものある。

1982年度(昭和57年) 大阪芸術賞受賞者

曽我廼家五郎八(そがのや ごろはち)
曽我廼家五郎八
  • 本名:西岡幸一
  • 分野
    喜劇
  • 受賞理由
    新国劇を振出に、ミシマフォーリーの座長となり、コント、レビューを上演し、関西演劇界に新風を吹込む。
    トボケた楽しさで舞台に立つだけで観客の笑いをさそう独特の個性を持っている。
    曾我廼家五郎劇団、松竹新喜劇時代を通じ、泣き笑いの人生劇で大衆を魅了し、曾我廼家劇の心を持つ数少ない喜劇俳優として、上方の芸能文化の発展に尽力した業績は顕著である。

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