大阪文化賞

1983年度(昭和58年) 大阪文化賞受賞者

岡本良一(おかもとりょういち)
岡本良一
  • 分野
    史学
  • 受賞理由
    戦後の荒廃した大阪城天守閣の復興と内部の充実に全力を尽くした。特に、豊臣時代を中心とした古文書等大阪城関係の資料収集、研究は、全国的にも高く評価されており、展覧会等の開催を通して、大阪城天守閣を全国でもユニークな歴史博物館として充実させた。
    さらに、名著「大阪城」をはじめ、「大塩平八郎」、「大坂冬の陣夏の陣」など数多くの研究成果を発表し、大阪の歴史学の研究に大きく貢献した。

1983年度(昭和58年) 大阪文化賞受賞者

藤澤一夫(ふじさわかずお)
藤澤一夫
  • 分野
    歴史考古学
  • 受賞理由
    永年大阪府及び大阪府教育委員会に奉職し、文化財保護行政の推進に大きく貢献するとともに、生涯を歴史考古学の研究に捧げ、数多くの優れた業績をあげた。なかでも、韓国や大阪を中心とした古代寺院跡ならびに古瓦の研究は高く評価されている。
    また、豊中市史をはじめ府下の市町村史の編さん委員、大阪府文化財保護審議会委員としても活躍し、文化財の保護に尽くすほか、後進の育成にも積極的にとりくんでいる。

1983年度(昭和58年) 大阪芸術賞受賞者

岡部伊都子(おかべいつこ)
岡部伊都子
  • 分野
    随筆
  • 受賞理由
    「難波の女人」、「女人歳時記」等、大阪人らしいつつましい感覚での随筆は、明快な論旨と平明な文章で、読むものをして人生に明るさを感じさせる。
    30年にわたる文筆活動を通じて社会認識を広げ、女性の自立が「自己を教育し変革する」ことを実証したほか、女性の感性と情動を通し、日本の伝統美をきめ細やかに探ったその文章は、大阪の女流作家として独特の地歩を占め、その業績は高く評価されている。

1983年度(昭和58年) 大阪芸術賞受賞者

吉田玉男(よしだたまお)
吉田玉男
  • 本名:上田末一
  • 分野
    文楽
  • 受賞理由
    14歳で吉田玉次郎に入門し、師の厳しい薫陶のもとに修業を重ねるとともに、初世吉田栄三、三世吉田玉助、二世吉田玉市などの指導を受け、品格のある端正な芸風を確立した。
    若い頃は二枚目の源太・若男・女形をよく遺ったが、腹のある芸を身につけてからは文七・孔明・検非違使にも優れた芸を示すなどその芸域は広く、人間国宝指定後は更に円熟味を加え、今や人形遣いの代表的な存在となっており、後進の育成にも貢献している。

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