大阪文化賞

1986年度(昭和61年) 大阪文化賞受賞者

藤野恒三郎(ふじのつねさぶろう)
藤野恒三郎
  • 分野
    医学
  • 受賞理由
    昭和25年、大阪府下で発生したシラス食中毒事件の原因を究明するなかで、新種病原菌として腸炎ビブリオを発見命名し、国際的に承認された業績は大きく、これによって食中毒および下痢症の細菌学的診断・治療・予防が確立した。
    また、病原真菌の研究、スルファミン剤の作用に関する研究など、臨床細菌学を通じて公衆衛生学、特に食品衛生学に果した功績は多大である。
    さらに、大阪における蘭学や大阪にまつわる医学史研究においても多くの業績をあげており、医学の進歩、大阪の文化の振興に大きく貢献した。

1986年度(昭和61年) 大阪文化賞受賞者

吉永孝雄(よしながたかお)
吉永孝雄
  • 分野
    文化振興
  • 受賞理由
    文楽研究の権威であり、長年にわたって著作・講演・批評等を通じて文楽の保護・育成・普及に尽した功績は多大である。特に、実物主義に徹して原本の発掘・収集に努め、人形浄瑠璃の歴史・推移を明らかにするなど、学術的にも大きな成果をあげた。
    また、国立文楽劇場建設準備調査委員として国立劇場の大阪誘致に力を尽したほか、同劇場の開場に際しては多年、収集に努めた貴重な文献・資料を寄贈、文楽の普及、大阪の文化の振興・発展に大きく貢献している。

1986年度(昭和61年) 大阪芸術賞受賞者

津高和一(つたかわいち)
津高和一
  • 分野
    洋画
  • 受賞理由
    日本的感性豊かな独自の抽象画家として国際的にも高く評価され、数多くの個展を開くほか、世界各地のモダンアートの企画展、巡回展に招待出品した。
    その単純明快な構図にさわやかな抒情性を盛った作品は、東洋の美と西洋の美を総合したとして、特に海外で人気が高く、大英博物館・ニューヨーク近代美術館を初めとする一流美術館に館蔵品として収蔵されている。
    また、美術教育の面においても卓越した指導力を持って後進の育成に力を尽くし、画壇の向上・発展に果した功績は大きい。

1986年度(昭和61年) 大阪芸術賞受賞者

夢路いとし・喜味こいし(ゆめじいとし・きみこいし)
夢路いとし・喜味こいし
  • 本名:篠原博信・篠原勲
  • 分野
    漫才
  • 受賞理由
    会話を基本とした漫才の本格派として、独特で絶妙な話芸を確立。間の活用と大阪弁のもつ豊かな表現を十分に生かし、主に庶民の日常生活に題材をとった健全な笑いで多くの共感を得ている。
    また、常に新作台本に挑戦するなど、話芸の可能性を追求し続けており、名実ともに東西漫才界の最高峰として後進の鑑となっている。
    さらに、ドラマや舞台の世界でも得がたい個性で大阪の庶民を好演、大衆芸能の向上・発展に尽した功績は顕著である。

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