大阪文化賞

1987年度(昭和62年) 大阪文化賞受賞者

中村幸彦(なかむらゆきひこ)
中村幸彦
  • 分野
    近世国文学
  • 受賞理由
    近世国文学の権威。天理大学、九州大学、関西大学教授を歴任するとともに、永年にわたって近世国文学の研究に情熱を注ぎ、数多くの優れた業績を発表し、斯学の発展普及に大きく貢献した。
    特に、広汎にわたる研究の内容の深さと、これによって得られた知識の豊富さは他の追随を許さず、その業績は全国的にも高い評価を受けており、上方文化の振興発展に果たした功績も大きい。
    また、近世国文学に関する資料の調査や翻刻にも数多く携わり、貴重な資料を提供してきた。

1987年度(昭和62年) 大阪文化賞受賞者

牧野直隆(まきのなおたか)
牧野直隆
  • 分野
    アマチュア野球
  • 受賞理由
    学生時代は選手・主将として活躍し、東京六大学野球隆盛の基礎を作るほか、戦後はいち早く全鐘紡野球部を創設し、大阪代表として三年連続優勝を果たすなど、都市対抗野球の興隆に努めた。
    また、昭和12年に全国中等学校野球大会の審判委員に就任以来、野球を通しての人づくりを目ざして、その指導に努めるとともに、昭和56年以降は日本高等学校野球連盟の会長として、高校野球の発展と健全な育成に努めるなど、全国にアマチュア野球の真髄を浸透させた功績は大きい。

1987年度(昭和62年) 大阪芸術賞受賞者

杉山平一(すぎやまへいいち)
杉山平一
  • 分野
    文芸
  • 受賞理由
    詩誌「四季」で三好達治に認められ、代表作とされる「夜学生」をはじめ、数多くの優れた作品を発表し、その透明な叙情と人間性に富んだ作風は高い評価を受けている。
    とりわけ、映像の視点から詩の世界に入った氏の作品は、映画的手法を駆使して、みずみずしい叙事詩に結実させるなど新しい詩のジャンルを創造したことは特筆に価する。また、近年は映画や詩集の評論活動を通して、新人の発掘と育成に努めるなど、斯界の発展に大きく貢献している。

1987年度(昭和62年) 大阪芸術賞受賞者

二世 中村扇雀(なかむらせんじゃく)
二世 中村扇雀
  • 本名:林宏太郎
  • 昭和6年生まれ
  • 分野
    歌舞伎
  • 受賞理由
    二世中村鴈治郎の長男として生まれ、10歳のとき二世扇雀を名乗り初舞台を踏む。父の薫陶を受けて厳しい修業と研鑽を重ね、今や上方歌舞伎の継承者にふさわしい優れた演技を示している。
    当たり役は、751回を数える「曽根崎心中」のお初で、徳兵衛を父鴈治郎が演じたが、鴈治郎の没後は息子の智太郎に引き継がれている。
    また、昭和57年から「近松座」を主宰し、沈滞した上方歌舞伎の復活再現に努めるなど、斯界の発展普及に大きく貢献している。

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