大阪文化賞

1988年度(昭和63年) 大阪文化賞受賞者

曲直部壽夫(まなべひさお)
曲直部壽夫
  • 分野
    医学
  • 受賞理由
    昭和31年、我が国で初めての人工心肺を使った心臓の切開手術に成功し、今日の安全度の高い心臓手術の基礎的研究と臨床技術の確立に大きく貢献した。
    特に先天性心臓疾患であるファロー氏四徴症の根治手術の追求と後天性心臓弁膜症疾患の外科治療の研究に果たした功績は大きく、後進の指導育成にも尽力している。
    また、国立循環器病センターの大阪への誘致に大きく貢献し、同センターを世界のトップレベルを行く研究・臨床のメッカに育てあげた功績は顕著である。

1988年度(昭和63年) 大阪文化賞受賞者

林正之助(はやししょうのすけ)
林正之助
  • 分野
    大衆芸能
  • 受賞理由
    少壮にして吉本興業の経営企画面の重責を担い興業会社の業績向上が、すなわち、上方伝統演芸の発展につながるとの信念をもって同社の運営に尽力する一方、数多くの笑芸人を育成し、上方演芸の振興発展に大きく貢献している。
    また、上方の多種多様な大衆芸能の保存伝承と普及向上にも情熱を注ぐとともに、社会や世相の移り変わりを的確にとらえ、これに即応した大衆芸能へと発展させ、若者の支持層を大きく広げたことは高く評価されている。

1988年度(昭和63年) 大阪芸術賞受賞者

五世 鶴澤燕三(つるざわえんざ)
五世 鶴澤燕三
  • 本名:濱野民男
  • 分野
    文楽三味線
  • 受賞理由
    大正14年に鶴澤才治に入門。昭和4年から六世鶴澤友治郎に師事し、昭和7年に初舞台を勤めた。
    芸風はやわらかい繊細な音色を特徴としており世話物や景事の表現に定評がある。ことに近松物の「冥土の飛脚・淡路町」「曾根崎心中」「女殺油地獄・油店」などに本領を発揮している。
    また、昭和44年に三島由紀夫の「椿説弓張月」の作曲で声価を高めたように、新作物の作曲や古典の復活・補曲にも優れ、昭和60年には人間国宝に認定されるなど、その業績は高く評価されている。

1988年度(昭和63年) 大阪芸術賞受賞者

松本尚女(まつもとなおめ)
松本尚女
  • 分野
    邦舞
  • 受賞理由
    昭和10年、御殿舞八代目家元松本尚山に師事して芸道に励み、昭和27年以降は九代目家元として後進の指導育成にあたるなど、日本舞踊の発展に情熱を傾けている。とりわけ、真の日本美の境地を舞に求めるべく、日夜御殿舞の深奥を模索し、格調高く美しい舞に発展させた功績は大きく、近年ますます芸境を深めている。
    また、御殿舞の発展普及のため関西を中心に全国各地で意欲的に活躍するとともに、度々の海外公演を通じて国際的な文化交流にも努めている。

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